こんにちは!
みなさん、実は日本の育休制度は世界一ということを知っていますか。
あらためて調べてみないと、そんなことわかりませんよね。
日本で父親になれたのであれば
育休は取得しない方が損なのです!
- 育休は収入が減るから損じゃない?
- 男が育休取ったら出世できないよね?
- 育休取っても取らなくても子どもに何か影響ある?
ちょっと待ったー
そんな方は、ぜひ最後までおつきあいください。
必ず「あ、育休って取らないと損なんだね」ってなります!
では、よろしくお願いします。
日本の育休制度と世界一の理由
まず、こちらをご覧ください!
各国の比較データからもわかるとおり、日本の父親が取得できる育休は世界で一番長いのです。
ECDについては、【世界機関提唱】幼児教育に重要な考え方をすべての子育てパパママに知ってほしい!を参照ください。
これらの活動によって、世界的に子どもを育てる環境が整いつつあります。
ユニセフの子育て支援策に関する報告によると、育休期間と給付金額で測った日本の男性育休制度はなんとOECDとEUに加盟している41ヵ国中1位の評価でした
実は、日本の育休制度は世界一と言われているのだ!
しかし、厚労省が発表した令和元年度の調査では
男性の育休取得率はわずか7%です(雇用均等基本調査)
もう一度言います、7%です!笑
そのうち大半が数日から数週間です
ちなみに高福祉国家である北欧諸国では、70~80%にも上ります
この違いは、国民性だという意見もありますが、政府の制度に対する本気度も影響しています
そのため、女性の雇用推進、少子化に対する抜本的な改革をするべく2021年5月現在、法改正が進んでいます。
男性の育休取得を促すため企業への環境整備を義務化する動きで政策を固めているそうです。
同じような改革をフィンランドが推し進め、現在では高い取得率になっているので期待したいですね。
法改正の主な内容については下記のとおり
- 男性が取れる「出生時育児休業」制度の新設
- 会社側から従業員への通知と取得促進の義務化
- そのほか、通常育休に関する各種改正 など
気になるのが、育休取得の義務化ではなく、取得促進の義務化の点ですよね。
これまで「環境整備」が努力義務だったことに比べれば進歩したと言えるのでしょうが腑に落ちない感は残ります。
新たな制度は、令和4年4月から動き出すそうなので
これを機に、政府の目標取得率である30%に近づくことを願います。
(まだ30%かよ、という声が聞こえてきそうです)
育休取得推進派の僕としては、絶対に父親の育休は義務化とすべきです!
育休による収入減は思っているほど、深刻ではない
実際に、育休を取得した僕からすると
収入減は思っているほど深刻ではありませんでした。
期間 | 手当支給割合 |
育休開始~半年 | 休業前賃金の67% |
半年~終了まで | 休業前賃金の50% |
加えて、所得税や社会保険料などが免除されるので、実質80%が補償されます。
今後67%→80%に支給割合を引き上げ予定しているので
実質100%が補償されることになります(半年経過後賃金についても検討中)
毎月みなさんの給料から雇用保険料が引かれていますよね。
育休を取得して雇用保険料分の手当金をもらいましょう。
(改正に伴い、手当金の財源が雇用保険料なので、おそらく引き上げられます)
個人的には、これに加えてクーポン券などの金券を自治体が取得者に向けて配布してくれれば
一層の取得率増加が見込めそうですが、どうでしょう笑
アメリカのとある州でコロナワクチン接種率を高めるために接種した方へ宝くじが配られています・・・日本では難しいですかね。
ただ実際には収入は若干減るわけなので、貯蓄はあった方がいいです。
ボーナス減も避けられないですかね。
支出を最適化して、貯蓄と運用をしましょう!
まずは資産1000万を支出削減で達成せよ!倹約のススメ徹底解説を参照ください
一つ裏技的な育休取得の方法があり
それが、社会保険料免除を利用する方法です。
月のどこかで育休の期間が1日でもあれば、その月の社会保険料が免除されます。
ボーナス月の月末にかぶるように取得すれば、ボーナスにかかる社会保険料がまるまる免除になりお得です。
ただ、この方法も平等取得の観点から問題視され、現在法改正が進められています。
どのように改正されるかは、明確な情報はありませんでしたので、今後も活用できるかはわかりません。
一旦は改正されるまでの限定的な方法ですが、タイミングの合う方は、検討してみてもよいと思います。
実際に父親が育休を取得してみて感じた子育てという重責
子育てがこれほど大変だと、実際に経験してみるまではわかりませんでした。
本当に世の中のお父さんお母さんの偉大さが理解できます。
ただ、育休を取得しなければ、知らないこと、体験できないことがたくさんあります。
大変な反面、父親としての自覚が芽生えたり、夫婦仲がよくなったりと
僕は取得してよかったと心から思います。
育休を取得した体験談は以下の記事を参考に
【体験談】父親が育休をとってみたけど、全然休業じゃなかった話
これからの父親は会社出世より、社会出世を目指そう
会社や組織によっては、育休を取得することで出世が遅れると言われます。
そこで、出世は果たして必要なのか
そこに疑問を持ってみました。
まず、収入を増やしたいのであれば副業、転職をおすすめします
そもそも育休を取得したから出世が遅れるような古い体制の企業はいずれ淘汰されます。
それよりも、一つの会社に固執するのではなく、社会に求められる人材になろうとすることが大切です。
たとえば、僕はwebマーケティングやITスキルを身に付けて、自分で稼ぐ力を鍛えています。
社会から求められれば、組織内での出世など必要ありません。
“会社出世よりも、社会出世を”
みなさん、この変化の激しい時代を子どもと一緒にサバイブしましょう!
それから重要なことを忘れています!
育休を取得できるのは、子どもが0歳~3歳までの限られた時間
この期間を逃すと一生チャンスはないです。
毎日、子どもの変化を感じることができ、妻のサポートもできるのでどちらかに負担が偏ることもありません。
たしかに、毎日大変なことも多いですが、逆に楽しさや喜びは想像以上です。
それから、これはどこかで聞いた受け売りですが、とても僕の心に刺さったので紹介します。
「子を産み、育てているあなたは、社会へ多大な貢献をしている」
育てた子がいずれは、大人になり社会のために仕事をして、経済活動と納税をします。
なので、胸を張って育休を申請し、子どもとの時間を楽しみましょう!
そのために、僕は自分が今できることに全力投球します。
【まとめ】世界一の育休を取得しない日本のパパへ
いかがでしたでしょうか。
これまでをまとめると
1、実は日本の育休制度は世界一
世界と日本の制度を比較すると、日本は世界一だが、取得率は最低
日本もハード(制度の充実)とソフト(組織内の意識)両面から育休取得率30%に向けて、環境が整ってきています
2、収入減は思っているほど、深刻ではない
実際の収入状況は、社会保険料免除のメリットもありそれほどダメージはない
目先のメリット(収入減を回避する)を取ったことで、長期のメリット(子どもの学力や思い出、成長の実感、良好な夫婦仲など)を失うのであれば、本末転倒です
3、実際に育休を取得してみて感じた子育てという重責
子育ての大変さを実感し、子育てするあなたは偉大
親の自覚は、子どもと接する時間が長い方が早く芽生えます
育児休業はすべてのパパが取得するべきです
4.組織内出世より、社会出世を目指そう
会社や組織によっては、育休を取得することで出世が遅れる話があるようです
そもそも組織内の出世はそれほど大切ですか
自分で稼ぐ力を身に付けて、社会的に必要とされる存在になろう
- 育休を取得したいけど、収入減が心配だ
- 出世に影響ないかな
- 男が子育てするメリットは?
こんな思いを抱いている人へ届いてほしい。
日本の育休制度が世界一で利用する手はないということに気づいていただければ幸いです!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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