本日はトランポリンの運動の効果についてスポーツ科学を専攻した僕が紹介します。
トランポリンって子どもの発育に良いと聞いたけど実際どうなの?
その疑問、この記事を読んでいただければすっきり解消してもらえます。
トランポリンは子どもの発育にも大人のダイエットにも効果が高いです。
優れた運動器具ですので一家に一台あっていいと思います。
(うちも子どもが2歳になるときに買いました!)
特にコロナ禍でおうち時間が長いので、ストレス発散、運動不足解消にも最適です。
では、さっそく本題へ行きましょう!
トランポリンのメリット
体幹強化と有酸素運動で効率的に楽しく運動できる
トランポリンは言わずもがな全身運動です。
特に体幹(腕、脚を除いたすべての部位)を使ってバランスよく鍛えられます。
基礎代謝が上がり、脂肪燃焼も期待できます。
さらに有酸素運動に加えて、第2の心臓と呼ばれるふくらはぎの強化もされるので効果的な運動といえます。
ふくらはぎは重力に逆らって、血を心臓へ返す働きをするため、とても大事な筋肉です。
鍛えることで、下肢静脈瘤などの血管を主とする病気を予防することができます。
特に女性は筋肉量が少ないため、いきなり筋トレを始めても苦痛でしかありません。
そのためトランポリンで楽しく全身運動をすることは運動不足な現代人にとって非常に優秀なアイテムです。
このことから親がダイエット目的で使用するにもぴったりです。
子どもがトランポリンを使えば体幹強化による運動能力の向上が期待できます。
それに伴って運動への得意意識が生まれます。
運動・スポーツをする上で体幹は非常に重要になってきます。
僕はサッカーをしていましたが、体幹バランスが良い選手はボールコントロールがうまい!
それから相手との競り合いに強かったり、空中姿勢がキープされていたりと、レベルが高かったです。
幼い頃に体幹が鍛えられることで、早く走れたり、上手にボールを扱えたりできます。
すると、本人の苦手意識が薄れ、運動自体を好きになります。
この運動が好きになるということが非常に重要なのです。
運動を楽しく行えれば、後述する脳の発達も良いとされています。
バランス感覚が養われる
トランポリンは不安定な場所で、跳躍という難しい動作をするためバランス感覚が養われます。
バランス感覚は耳の奥の三半規管や視覚情報、内臓などの深部感覚が影響します。
それらが総合的に状況を判断し、体勢を整えようとすることで鍛えられます。
さらにインナーマッスルと呼ばれる深層筋や足裏、関節など細かい筋肉や神経、関節なども作用します。
NASAでは、多くの効果が期待できるトランポリンは、ジョギングより68%も運動効果が高いため、宇宙飛行士の地上訓練に取り入れられています
幸せホルモン分泌+ストレス発散効果
有酸素運動をすることで、副交感神経が刺激されます。
さらに「楽しい」「うれしい」などのプラスの感情はセロトニンという幸せホルモンを分泌されます。
仕事や家事の疲れ、学校でのストレスを解消することができます。
結果、ストレス耐性ができ、精神的に健全となります。
また子ども一人ではトランポリンをするのは危険なので必ず親が近くで見守ることになります。
子どもと触れ合う時間が増え、精神面で子どもによい影響を与えます。
子どもの発育に効果的
まず、こちらをご覧ください。
要約すると、以下の内容になります。
- 運動は脳内物質を分泌させる(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミン等)
- 気分がよくなる、集中力があがる、やる気がでる
- 脳の栄養となるBDNFが分泌され、記憶力が向上する
トランポリンは踏み込み、跳躍、姿勢維持、着地とあらゆる動作を一瞬で行う複雑な運動です。
情報処理の多い運動を行えば、脳のネットワークを活用するので学習効果を高めます。
そして、跳ぶ角度や着地する位置が毎回違うので、身体の位置と脳の働きの調整を都度行います。
その結果、四肢同調動作や空間認識が養われるため、転んだときに受け身が取れるようになります。
トランポリンで身長が伸びる?
縦方向に対する骨への刺激による上下運動は身長が伸びる要素のひとつです。
確かにバスケットやバレー選手に背が高い人が多いのも遺伝的な要素もあります。
しかし幼い頃よりジャンプ動作を繰り返すことも影響しているとも考えられています。
ジャンプ、着地などの刺激が骨密度を高め、子どもの発育に良い影響を及ぼすのでしょう。
特にトランポリンであれば膝への負担が軽く、手軽にできるので非常におすすめです。
※身長が伸びる原因はいろんな要素があるので、トランポリンをすれば身長が伸びるとは一概に言えません。
身長を伸ばす要因
- 遺伝
- 規則正しい生活
- 栄養のある食事
- 適度なトレーニング
- 骨を強化する上下運動
- 日光を浴びることで生成されるビタミンD
トランポリンの注意点
トランポリンを使用する際はいくつか気を付ける点があります。
子どもは親の目の届くところでさせる
子どもは考えもよらない行動をとります。
必ず親の目が届くところにトランポリンを置き、使用させましょう。
十分なスペースを確保して、必ず一人でする
トランポリンの多くは1人用です。
2人以上で使用すると、思わぬケガを招きます。
リズムよく飛び跳ねることで、安全に使用できます。
そのリズムが崩れると予想外な方向へ飛び跳ねたり、体を痛めてしまうことが予想されます。
かならず、周囲の状況を確認して1人で使用させましょう。
フロアマットを敷く
トランポリンをそのまま使用しているとマンションやアパートだと、騒音トラブルになりかねません。
また床を傷めてしまう恐れがあるので、クッションマットなどを敷いて使用する方が賢明です。
耐荷重を確認する
特に大人が使用する場合、耐荷重はきちんと確認しなければ、重大事故につながります。
金属バネ製のものであれば、比較的強いですが、布ゴム製のトランポリンは耐荷重が小さいです。
特に注意が必要でしょう。
トランポリンの効果まとめ
いかがでしたでしょうか。
トランポリンは正しく使用すれば子どもはもちろん、大人もメリットが大きいアイテムです。
- 1、体幹強化と有酸素運動で効率的に楽しく運動できる
- 2、バランス感覚が養われる
- 3、幸せホルモン分泌+ストレス発散効果
- 4、脳の発育にも効果的
- 5、身長が伸びる?
- 6、注意点
運動を習慣にすることで得られるメリットは数多くあります。
集中力が高まる、気分が明るくなるなど子どもも大人も健全に過ごすためには必要不可欠です。
また運動は勉強や学習効果も高めることも明らかになっています。
わが家では、トランポリンのほかにも以下のような運動器具があります。
- 簡易な鉄棒
- ジャングルジム
- バランスボード など
子どもが楽しく身体能力が高まる工夫をしています。
ぜひ読者のみなさまもそういった環境を整えて子どもの学びを支えてあげてください!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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