少し前の世代と違って、父親が育休を取得することについて
寛容な世の中になってきている様子があります(一部でしょうが)。
ネット上でも、パパが育休をとったよという声が多く上がっていますよね。
これをご覧のみなさんも、育休を取ろうかどうか迷っているのではないでしょうか。
育児について、パパが役立てるのかいろいろと不安もあると思います。
父親が育休を取る意味ある?
不安だなあ
なので、今回は僕が実際に育休を取得してみて感じたことをまとめてみました。
先ほどの不安の解消に繋がればよいなと思います。
目次としては以下の通りです。
では、どうぞ!
自分が育休を取得したタイミング
まず、僕が育休をとったタイミングは里帰り出産を終えた妻が帰ってきたときでした。
当然、初めての出産と育児です。
夜泣きもひどく、母乳も思うように出ない中、妻は懸命に1ヶ月実家で育児をしてました。
少し見ない間に雰囲気もちがっていました。
このとき「あ、母親になったんだな」と感じたことを覚えています。
女性は子どもを産むと母乳で育て、子どもは朝まで寝ると思っていたので、実態を肌で感じて驚きました。
なんと大変な思いをしていたんだと。
子どもによっては、よく寝る子、体調を崩しやすい子など様々なようです。
乳児の死亡事故も多く、就寝中にうつ伏せになっていないか。
呼吸はしているかなど細かくチェックする必要があります。
現によく妻は「息している?」と確認していました。
この世に生まれて、まだ間もないので世界に慣れるのは、やはり大変なことです。
親である僕らが責任を持って、命を看護しないといけないと感じました。
この時期の子どもに対して父親ができることは限られます。
妻と子どもが生活しやすいように環境を整えることはできます。
母親の精神状態は子どもの生育に影響を与えるという研究結果もあるようです。
お母さんの精神が安定しなければ、子どもに悪影響があることは誰でもわかりますよね。
学校現場に勤めるベテラン教員もお母さんの影響が子どもに強く出るといっています。
夫婦仲が悪ければ、それだけ子どもの発育によくないと断言しています。
生活環境を整えるなど父親にはやるべきことがたくさんあるぞ!
父親にできること
休業という名称とは程遠く、やるべきことはたくさんあります。
男性は無意識に家事、育児は女性の仕事だと区別している人も多いですが、それは合理的ではありません。
作家の橘玲さんは著書「2億円と専業主婦」でこのように言います。
「妻にとって最大のリソースは夫であり、『イクメン』になって家事・育児を分担するのが理想であることは間違いありません」
生涯賃金2億円を稼ぐ働き続ける妻を持つためには、男は家事育児をしっかりこなさなくてはなりません。
育休はそのための修行の期間でもあるのです。
育休中のタイムスケジュール(2か月~半年)
- 6:0030分おきに授乳またはオムツ(就寝~起床まで)
- 7:00家事&朝食(子供を抱っこしながら)
- 8:00子どもと遊ぶ&一緒に朝寝
- 11:00昼食(子どもを抱っこしながら
- 12:00散歩、買い物
- 14:00昼寝
- 15:00休息、夕飯準備
- 17:00夕飯
- 18:00風呂
- 20:00こども就寝
- 22:00おとな残りの家事や作業をして就寝(就寝という名の子どもの見守り)
24時間体制で子どものお世話をするので一日中パジャマの日も多かったです。
おむつ交換や抱っこの時間も長かったですね。
激動の期間で、どのような日々を過ごしていたかうろ覚えですが、だいたいこんな感じでした。
もっとめちゃくちゃな一日を過ごすことも多かったように思います。
逆にもしパパが育休を取らなければ、これだけのことをママだけでこなすことになります。
産後うつやネグレクトにもなるのも無理はありません。
子育てのたいへんさ
世の中には、父親が単身赴任や仕事で帰りが遅い家庭も多いと聞きます。
自分が育った環境がまさにそうでした。
母は出産を機に、保育士の仕事を辞め、専業主婦になりました。
転勤の多い父について行き、年子の男の子二人を育てました。
時には、すべてが嫌になり、子ども二人と実家に帰ったこともあったそうです。
子ども一人でも毎日必死なのに、男の子二人の子育てと突然の引っ越しなんて想像ができません。
僕はこの話を聞いて、そんな世の中でいいのかと強く感じました。
ようやく理不尽な転勤や単身赴任を強要することに対して理解を示す企業がちらほら出てきたようです。
現代からするとどうかと思いますよね。
一番、家族がそばにいてほしい期間に仕事ばかりで家に帰れない働き方をさせる企業。
今後はより一層淘汰されていくでしょう。
子育ての大変さは、実際にしてみないとわかりません
逆に楽しさや喜びは想像以上です
家族を顧みない上司や同僚からすると育児に対して積極的になることが理解できないでしょう。
そんな時代遅れの人々は放っておいて、家族のために働くお父さんであるべきです。
それは組織内でも組織外でも、です。
僕は実際に育休を取得したからこそ、睡眠不足の中、家事と育児をする大変さが理解できました。
そして同時に世の中のお父さんお母さんを尊敬します。
本当に偉大だと思います。
僕は子どもができて、世の中の見方が少し変わったと感じます。
電車やスーパーで子どもが騒いでいたら、優しくと考えるようになりました。
なにが嫌だったんだろう
ここまで育て上げるのに、どれだけの苦労があったんだろう
寛容になったというか親心が芽生えてきたというのでしょうか。
友達の結婚式でも、涙もろくなりました。
「自分の息子が結婚する時は、こんな青年になっているかな」とか。
おかしいですよね、友達の結婚式ですよ?
でも、これほんとなんです!
この感覚が分かるひと、Twitterなどでコメントください笑
ぜひ、シェアしましょう
芽生えた父親としての自覚
親としての自覚が芽生える時間は、母親とくらべて父親は多く必要とします。
実際に自分もそう感じました。
もし、育休を取得していなければ、もっと時間がかかっていたかもしれません。
母親は体の中でわが子が育っていき、徐々に親になることを実感します。
しかし、父親は子どもが生まれて、突然親になります。
子どもと触れ合う時間を意識的に多く取らないと、周回遅れであるパパは挽回できません。
その時間を仕事やほかのことに費やしてしまうと、なおさら自覚をするのが遅くなります。
一緒に過ごすまでの期間は僕もほとんど自覚がありませんでした。
初めて実感したタイミングは「子どもが笑顔を見せてくれたとき」です。
このとき、少しでしたが親心が芽生えたと感じます。
次に、強く感じたのは、はじめて「パパ」と呼んでくれたときです。
ネット上で、父親を実感したタイミングについて調べました。
- 生まれた子を見たとき
- 子どもが歩いて近寄ってきたとき
- 「パパ」と呼んでくれたとき
- 子どもの入園式
- 夫婦で子育てについて真剣に話し合っているとき
これらがあるようです。
出産前から親になる女性と比べて、やはり遅いですね。
個人的に「子どもが自分の言った言葉や行動をマネするようになったとき」が一番どきっとしました。
自分の生活習慣や行動を見直そうと感じました。
子は親を見ています。
親が勉強や何かに打ち込む姿を見ていればぜったい何かを感じ取って育ってくれます。
だから、子どもに絵本を読むことはもちろん、僕は子どもの前でも本を読むことを意識しています。
親が本を読んでいれば、子どもも必ず興味を示すだろうと考えてです。
口癖も気を付けるようになりました。
- 「やばい」
- 「すごい」
- 「なんか」
- 「うまい」
これらは便利な言葉ですが、子どもの豊かな表現を奪っています。
学校現場に勤める友人が、子どもたちがこれらの言葉を多用している状況を嘆いています。
親が使っているから、子どもも思わず出てしまうのでしょう。
どのように「すごい」のか、なぜ「おいしい」のか、どう「感じた」のか。
こういった具体的な表現を幼いころから伝えていれば、将来子どもの国語力や表現力に良い影響があると考えます。
記事を書いて、発信している身としてはこのことに気がつけてよかったです。
- 表現豊かに子どもに伝えることができる
- ブログ活動の文章力向上にもつながる
言葉や文章を学べば、良いことばかりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
主観的な意見が少し多かったですが悩めるお父さんお母さんの参考になればと思います。
特に1歳から3歳の子どもを持つパパママへ届けばいいな。
①自分が育休を取得したタイミング
はじめての子育てはママも同じ
二人で協力すれば、親の自覚も芽生え、お互いに感謝できるという話
②育休中のタイムスケジュール
理想と現実の一日は違います
パパができるだけ、生活環境を整え、ママのケアまでできれば最高です
とりあえず、子どもがいる生活に慣れようという話
③子育てのたいへんさ
子育てをして初めて、苦労や喜びを実感できる
どんな障壁があろうと、はじめは夫婦で子育てしないと精神的にも体力的にもつらくなる
④芽生えた父親としての自覚
父親の自覚が芽生えるには時間が掛かるため
子育て期間中に仕事なんかしていたら余計に、親として育たない
一刻も早く、父親になることを考えれば、育休取得の一択です。
はじめての育休を取得し、絶対に第2子の時も取得しようと決めました。
なんなら、より長く、1年は取得したい。
気兼ねなく子育てができる社会になれば、世のお父さんはもっと子育てに注力できる。
「育休を取りたいけど取れない」
そんな状況が改善される世の中になることを願うばかりです。
そういっても、現状はすぐには変えることができません。
勇気あるパパが増え、家族のために行動できる方が増えればいいなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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